まずは建物の施工の様子から・・・
こちらのお家は屋根が洋風の瓦の為、今回は高圧洗浄のみの施工となります。塗装はしないのでムラができないように細心の注意をはらって汚れを落としていきます。洗ったところと洗う前との差がくっきりです。北側で日が当たらない方の屋根なのでどうしてもコケや藻が発生しやすいです。
次はサイディング外壁のひび割れ補修の様子です。こちらのお家は1階まわりはレンガ調の意匠性サイディングとなっています。塗りつぶしてしまうとせっかくのレンガ調が消えてしまうので今回はクリア塗装仕上げとなります。その場合の補修方法は・・・
まずは、通常通りひび割れにシーリング材を充填します。このレンガ調サイディング、近くで見ると実は3〜4色くらいの色が混ざり合っているのでそのあたりの近い色をタッチアップすると・・・
このように補修跡が目立たないように仕上げることが出来ます。単色の壁よりこのような多彩色(たさいしょく)の壁の方が補修しやすい場合があります。
建物工事の様子はこの辺にして、ここからは外構(エクステリア)関係の工事をご紹介いたします。こちらの駐車場の塀、ご覧の通りよく見るブロック塀です。お客様が前々から気になっていたようでこのままだとちょっと味気ないとのこと、なので今回はこのブロック塀を砂壁調に仕上げていきます。
高圧洗浄できれいにしてから、モルタルがくい付きやすくる為のシーラーを塗り、そして縦と横に走る目地(ヘコミ)に樹脂モルタルを塗り込んで塀の表面を平らにしていきます。
このように、目地のヘコミをすべて平らにしてブロック塀感?をなくしていきます。
次に、目地を埋めに使った樹脂モルタルにもう少し水を混ぜて薄くしたもの(カチオン樹脂)をローラーで全体に塗っていきます。
そしてこれは・・・・掃除をしているのではなく、上の写真で塗ったカチオン樹脂が乾く前にこのホウキを使って横方向に模様をつけているところです。この「くしめ」をつけることで最初に実施した目地埋めの跡が目立たなくなったり、砂壁調に仕上がったときにより一層味わいが出てきます。
アートフレッシュを2回塗って完了です。フェンスの色に合わせて濃い目のベージュ系の色で仕上ました。ブロック塀の目地も消え、写真だとわかりにくいですが横の「クシ目」もいい感じに浮き出ていてとっても雰囲気のある砂壁調の塀になりました。
お庭の奥側の低い塀も・・・・施工前
いい感じになりました。施工後
塀や柵が終わったら次はこちら・・
ご家族の自転車を置いているスペースです。
こちらの床をきれいにして色をつけていきます。
高圧洗浄できれいに汚れをおとして・・・
専用のシーラー(下塗り)を塗っていきます。
そしてこの塗料、天然の砂とセラミックを配合した 「エクランEX」という舗装材です。砂浜のような仕上がりになる塗料です。
そして、しっかりかき混ぜたら吹付ガンで塗装していきます。今回採用した色はホワイトです。天然の砂を配合しているだけあって本当に白い砂浜に見えます。
無機質な床から温かみのある明るい自転車置き場になりました。
そしてこちらも・・駐車場床の一部もエクランEXをマンホールのフタの上から塗装しました。
今回は建物まわりの模様替えの様子をお伝えしましたが、建物の塗装工事とあわせて3週間ほどの工事となりました。
建物塗装の方は既存色と大きく変えたわけではありませんが実は細かい部分の塗り分けにこだわってとても良い配色となりました。